設立者である私は3児の母であり、息子が自閉症スペクトラム、ADHDです。
自らの経験と現在の仕事である精神科訪問看護師として、当事者とそのご家族と関わる中で家族支援につながるものを目標としていく中で、セルフヘルプ・グループを立ち上げました。
近年、障がいのある方も共に地域で生活しやすいように制度や合理的配慮がされています。しかし、一方で障がいに対しての家族自身の学びや理解には、まだまだ課題があると感じています。当事者と家族が診断されてから受容の段階、捉え方、相談機関、支援機関のつなげ方にも個別的な関わりが必要なことが多々あります。流れで説明しただけでは、制度の仕組みで可否を判断しただけでは、つながるものも失ってしまうことがあります。
悩んでいる、身動きできないご家族がいるなかで支援が行き届いてない現状があります。
発達障害からの二次障害も含め、当事者の苦しみはもちろんですが、家族への影響も、生活や心身に大きな影響を及ぼします。年齢が進むにつれて課題も大きくなっていく。家庭のバランスを維持していくことも課題になっていくのです。
長い期間の中で、先の見えないことに不安や絶望感を感じることはあると思います。各々が家族である当事者の事を受け入れる勇気を持ち、生き方を支えていくために、同じ障害を持つ家族との語りとともに、日々の一歩一歩を進んでいくエネルギーになればと願います。
また、家族とは親だけでなく、きょうだいへの影響も考えていかなければなりません。きょうだい自身が、社会からの偏見との葛藤、我慢、苦しみを扱う支援はまだまだ浸透していません。きょうだいのケアの必要性についても、具体的な取り組みを考えていきます。
息切れしそうな日々に、孤独感と恐怖に襲われることのないよう、自分を解放し、周囲の仲間を思い出し、自分の力を維持できること、安心して生活していく気持ちを持つことを目標として立ち上げました。
仲間づくりの場として、気軽に参加できるようユーモアも持ったミーティングにしたいと思います。
発達障害児(者)の家族の セルフヘルプ・グループ つながる友の会
つながる友の会は大分県大分市で開催する、発達障害児(者)のご家族の セルフヘルプ・グループです。 つながる友の会では、発達障害(者)のご家族の課題を抱えている保護者の方、きょうだいの方を対象としています。孤独や不安を軽減するための仲間づくりをしていきませんか。 また、この活動は家族支援の一つとなることを目的としています。
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